こんにちは!埼玉県深谷市にある、あざみ動物病院です。
2009年の開業以来、地元である深谷市に根差した動物病院を目指し、ペットの健康を第一にした診察を心がけてまいりました。
今回は、これから犬を飼いたいとお考えの皆さまに、狂犬病とその予防接種についてお話しいたします。


狂犬病とはどんな病気?

狂犬病とは、狂犬病ウイルスによる感染性の病気です。
狂犬病とありますが、人を含むすべてのほ乳類がこの病気にかかる可能性があります。
この病気にかかると激しい下痢や嘔吐に加え、見たものにかみつく、水や光を極度に怖がるなどの神経症状も引き起こします。
幸いにも、ここ半世紀近く国内での感染例は報告されていませんが、世界ではアジア諸国を中心に、いまだ多くの人が亡くなっており、大変恐ろしい病気であることに変わりはありません。


治療法はあるの?

人や動物にかかわらず、狂犬病を発症した場合の死亡率はほぼ100%です。
残念ながら現代の医療では、この病気に対する効果的な治療法は見つかっていません。
しかし狂犬病ワクチンを接種することで、感染するリスクを大幅に下げることは可能です。
日本の法律でも、飼い犬に対する年1回の予防接種が義務付けられており、定期的に最寄りの保健所や動物病院で実施されています。


ワクチンってなに?

ワクチンとはなんでしょうか?
ざっくりいうとワクチンとは、人の手によって無害化されたウイルスや細菌を指します。
予防接種では、このワクチンを意図的に身体内に取り込ませることで免疫をつくります。
免疫とは、いわば各感染症への抵抗方法が書かれたマニュアルのことです。
この免疫がなければ、身体はウイルスや細菌の攻撃から大切な器官を守ることができません。
したがってワクチンの接種は、感染症の予防と症状の軽減になくてはならないものなのです。


あざみ動物病院へご相談ください!

狂犬病は恐ろしい病気ですが、定期的な予防接種によって防ぐことが可能です。
大切なペットを守るためにも、年に1度の予防接種は必ず受けるようにしましょう。
あざみ動物病院では、狂犬病も含むさまざまな予防接種を実施しております。
「そのほかも、ペットがケガをした」「最近なんだか調子が悪そう」などのペットの健康についてのお悩みやご相談がありましたら、お気軽にあざみ動物病院へお越しください。
確かな経験と技術を持ったスタッフが、飼い主さまのご相談に真摯に対応いたします。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。